怒れ!憤れ! ステファン・エセルの遺言
(C)Prince Production
93歳の元レジスタンス闘士、ステファン・エセル。多くの若者の心を動かしたわずか32ページの彼の遺言とも言うべき書、「怒れ!憤れ!」を映像化。
アフリカからヨーロッパにやってきた少女。たどり着いたのはギリシャ、アテネ。仕事を探すものの、仕事どころか眠る場所にさえありつけず、警察に拘束されて強制退去させられる。フランス、パリににたどりついた少女だったが、市民や観光客の目の届かない裏通りには、多くの不法移民や差別され追放された者たちが路上に暮らしていた。バスティーユ広場には「真の民主主義を」と訴える若者たちが集まっている。少女は再び、警察に捕らえら、アテネへと送り返される。その街で声をかけてきた少年の手配で、少女は1ユーロで水を売るが、何の足しにもならない。少女はよりよい場所を求めて、密航する。スペイン。世界に絶望しかけた彼女の前に、世の不正義に反対する若者たちの声が聞こえてくる…。